自己研鑽とはどんな意味?
「自分自身のスキルや能力などを鍛える・磨き上げる」というのが、定義になっています。なんとなく漢字を見てもシャキーンとしたイメージが伝わりますね。
「自己研鑽を積む」「自己研鑽に励みます」「自己研鑽を怠らず」「自己研鑽に努める所存です」などの使い方があり、「向上心があるアピール」に使えるので、就職などの面接には便利な言葉です。「具体的にはどのようなことをされていますか?」と突っ込まれると困りますが(;^ω^)
研鑽の意味
「研鑽」は「けんさん」と読みます。(ご存じだと思いますが念のため)
コツコツ勉強や努力を続ける→知識や技術を身に着ける→身に着けたものを磨いていく・深めていくイメージです。
日本人だと、武道とか書道、華道、茶道などの「道」を思い浮かべる漢字でございます。
「研鑽」と「研鑚」の違い
実は恥ずかしながら、この記事を書くまで「研鑽」と「研鑚」の違いがわかっていませんでした。というか、普通に「研鑚」と書いていました。
実際には「研鑚」は「研鑽」の常用漢字なので、間違いではないのですが、「鑽」という字の存在を知らなかったのです(;’∀’)
「鑽」は、大工さんが使う「たがね」「きり」「のみ」などの道具を示したり、「切る」「掘る」「うがつ」「穴を開ける」という動作を示したりする漢字なのだそうです。
そして「研」は「とぐ」。包丁を研ぐ、お米を研ぐなどの使い方をしますね。
ふたつ一緒になると、余分なものを削ったり落としていく感じ。
つまり、知識や技術を身に着けていくけれども、大きくなるのではなく、研ぎ澄まされていく感じでしょうか。うーん深い。
自己研鑽と自己啓発との違い
自己啓発には2種類あり、能力的なものと意識的なものに分けられます。
自己研鑽は、このうちの能力的なものの成長にも含まれるとも言えますが、微妙に違うニュアンスを感じます。
自己研鑽の方が、ピンポイントで深いイメージです。もちろん、知識や技術を極めることにより精神面も鍛えられていくのですが、求めるゴールが違うのです。
自己研鑽は、新しいジャンルではなく、自分の得意なジャンルをいかに深く極めるかがゴール。自己啓発は、最終的には「生きがい」や「内面」を高めることをゴールにしていると思います(個人の感想です)。
つまり、どちらか一方ではなく、両方取り組むことで相乗効果があるものということです。自己研鑽に疲れた時に、自分はどうありたいかを見つめ直すのが自己啓発、と言えばわかりやすいでしょうか。
自己啓発については、下の記事で詳しくご紹介していますので、もっと知りたい方はご覧ください。
自己研鑽を続けるヒケツ8個
先ほど、自己研鑽に疲れたら自己啓発で自分を見つめ直す、ということを書いたのですが、それ以外にも自己研鑽を続けるためのコツがあるので、ご紹介しますね。
- 明確な目的意識を持つ
「自分のどの部分を伸ばしたいのか?」「伸ばしたスキルをどう活かしたいのか?」 - まずは基礎を固めてから
- コツコツ継続(一気にやろうとしない)
- あきらめない
失敗したら、原因を考える→対策を考える - 他人の意見を素直に聞く
客観的な視点は貴重、アドバイスをもらえることに感謝する - 挑戦を恐れずに行動
- マイルストーンを決めよう
長期目標に向かって、短期目標をいくつか設定 - 楽しむ!
まとめ
自己研鑽について考えてきましたが、いかがでしたか?
(生活や仕事、人間関係などに大きな問題がなければ)
なにかにチャレンジすることは楽しいものですし、上達したい!もっと極めたい!というのは自然なことですよね。
あまり難しく考えずに取り組めるのが自己研鑽なのではないでしょうか。
趣味やスポーツ、仕事や勉強もそうですし、美しくなりたい!健康な体を作りたい!キープしたい!というのもそうですね。
長く続けていける事を一つでもいいから持っていると、人生豊かになります。
自分に合う「何か」を見つけてみましょう。そして、無理せず楽しく続けていきましょう。
という訳で、最後までお読みいただきありがとうございました。
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