あなたは「自分にご褒美」あげちゃう方ですか?
たぶん大体の方は、なんかしら「ごほうび」あげちゃいますよね?
ちなみに「自分にご褒美」症候群(シンドローム)って名称は私が勝手に名づけました。本当はそんな病気はありません(;^_^A
今回は、自己啓発自体を「ごほうび」にしたら、もっといろいろ頑張れるんじゃないか。という提案です。
そして、これはこのブログの元になった考えでもあります。
「自分にご褒美」が癖だった自分
仕事バリバリしていたころの私も、負け組になった後の私も「自分にご褒美」をしてしまう癖がありました。
- 今月頑張ったから、欲しかったカバンを買うぞ!
- 来月ライブ行くから、それを楽しみに頑張る!
- 今日はよく働いたからワイン飲んじゃおう~
- 今年の夏休みは海外に行って爆発するぞヾ(o´∀`o)ノ
…まあ、負け組になった後は、ささやかな贅沢しかできませんが…(給料日だからお刺身と日本酒くらい許されるよね、程度(^_^;)
(仕事バリバリと負け組人生について、詳しくはプロフィールをご覧くださいませ)
そう、「自分にご褒美」が癖。
つまり、ごほうびがないと頑張れない体に。
まるでパブロフの犬
あるいは、にんじんをぶら下げた馬 笑
また、
ライブとかコンサートが好きだった私は、それ用の衣装とか靴とかバンバン買って、いつもと違う自分になることを楽しんでいました。
そっちが本当の自分
つまり普段の自分は仮の姿くらいの勢い(^^ゞ
「変身願望」があるという自覚はあったのですが
でも実は…
きっと自分が好きではなかったのでしょう。
「本当の自分はこんなんじゃない」
「みんなが見ている私は仮の姿。本当の自分は●●(女王様とかお好きなものを想像してみてください…)」と現実逃避していたのだと、今になって思います(お恥ずかしい)。
ご褒美症候群は脳の働きが原因?!
ちょっと話がズレましたが、ご褒美症候群についての考察に戻ります。
ワンちゃんとか水族館のイルカちゃんとか、しつけのためにエサ=ご褒美をもらいますよね。
反復訓練により「○○するとエサ=ごほうびがもらえる」と「哺乳類脳」に刷り込ませることで、お手とか宙返りができるようになるわけです。
哺乳類脳は、もちろん人間にもあり「感情」をコントロールします。
他に、「生きるための本能」をコントロールする「爬虫類脳」と、「理性」をコントロールする「人間脳」があります。(このへんは説明が長くなるので、別記事にまとめました。ご興味のある方はご覧ください。)
ということで、今はザックリとした感じだけ説明しますね。
「自分にご褒美」がないとできない!やってられない!という「自分にご褒美症候群」の方は、頭で考えてるわけではなく、まさに反復訓練により哺乳類脳にインプットされてしまってる可能性が高いというわけです。
哺乳類脳は、感情をコントロールする脳ですから、
「ご褒美をもらう=嬉しい!気持ちいい!」
⇒「もっとくれ!」「今日はないの?」
⇒「なんでくれないの?」
⇒「くれないならやらねーし!」「すねてやる!」
⇒もらえないこと=ストレス
になってしまうのですねー。なんか、実感としてよくわかるわー
ところで、ふと思ったのですが
猫って普通しつけできないですよね?
いや、トイレとかはしつけできるけど、エサあげて芸するとかしないですよね?
猫ってご褒美症候群じゃないから、あんなに自由なのかもしれません。自分の欲求に忠実というか、うーん、でもそれは哺乳類脳のような気がするし、わからん…。
「ご褒美不足型」先延ばし症候群について
さて、いろいろ調べていたら出てきた言葉に「ご褒美不足型」先延ばし症候群というものもありました。
「仕事が楽しくない」という感覚を持っているため、いやいややる、いやになってしまう方のことだそうです。
処方箋としては、「仕事に価値がある」と思いこませること。
「価値観」とは人間脳が「過去の経験」からそうだと思い込んでしまっているもの。人間脳は、理屈で納得するので、価値観を書き換えて納得させることが必要なのです。
「3人のレンガ積み職人」という童話がわかりやすいと思います。
ある人が3人のレンガ積み職人に「ここでいったい何をしているのですか?」という質問をしました。
1人目は「見ればわかるだろうレンガ積みだ」と答えました。
2人目は「家族を養うために大きな壁を作っているんだ」と答えました。
3人目は「大勢の人のために歴史に残る大聖堂を作っているんだ」と答えました。
仕事だけじゃなく、自分のしていることに価値がある、と「納得」するだけで全然違いますよね?
頑張ったから、ごほうびが欲しい!足りない!じゃなくて、自分のしていること自体に価値を見出していった方が楽しくなるような気がしてきました。
脳報酬欠陥症候群について
またまた症候群ですみません。
脳って欲張りらしく、いつも「美味しい」「キレイ」「楽しい」「気持ちいい」などの刺激がないとダメなんだそうです。
外からの刺激によってドーパミンなどの脳内ホルモンが分泌されることが、脳にとっての「満足」=「ご褒美(報酬)」です。
外傷やストレスによって、神経の流れが悪くなり、この刺激が脳に伝わらないことが「脳報酬欠陥症候群」。
れっきとした病気で、ひどくなると神経のバランスが崩れ、様々な痛みや不快な症状まで現れてしまうそう。
できるだけ新しい刺激を与えるように、マンネリじゃだめなんですよね…。
なかなか難しいような気はしますが、こういう病気があるんだってことは覚えておいた方がいいと思いました。
自己啓発(自分の成長)を「ごほうび」にしよう
さて、いろいろな情報があって、結局どうすればいいの?と思ってしまいますが
結論としては、脳には適度な刺激を常に与えていかなければならない
そして、その刺激はできるだけフレッシュな方がいい
なぜなら、いつも同じだと反復訓練になり、哺乳類脳にインプットされて、ご褒美症候群になってしまうから
と、私的には考えました。
つまり、このブログのタイトルでもある
「自己啓発(自分の成長)」そのものを楽しみ、喜び、刺激として「脳へのご褒美=自分にご褒美」にすればいいんじゃないかなあ、と思うのです。
自分が成長すること自体を、ごほうびだと思える
もちろん実践していくことは簡単ではないと思いますが、このブログを通じてもっともっと考えていきたいと思います。
ちょっと観念的?になってしまい申し訳ありません。最後まで読んでくださりありがとうございました。
よかったら、ご意見・ご質問などもお寄せくださいませ。