「右脳人間」「左脳人間」という言葉を聞いたことある方は多いのではないでしょうか?
なんとなくはわかるけど、人間ってそんなに単純に分けられるものじゃないよね?とも思います。
でも、インプットの癖、アウトプットの癖というものはあるように思います。
自分の傾向を知れば、良いところを伸ばし、悪いところを改善する助けになるのではないでしょうか。
今回は右脳・左脳をインプットとアウトプットに分けた考え方の紹介です。
人間の右脳と左脳
右と左の脳の使い方が別、と初めて発見したのは、1981年にノーベル生理学医学賞を受賞したロジャー・W・スペリーさんという方です。
大脳を真ん中の脳幹というところで2つに分け(分離脳)、それぞれ違う働きをしているということを発見したのだそう。
この当時は、賛否両論で、いろいろな誤解もあったようですが、その後ロジャーさんの教え子マイケル・K・ガザニガさんが後継者として研究を続け、現在の右脳と左脳の考え方が定着したんですね。
研究内容に関しては、難しいので今回は省略しますが
(次回に説明するのか…は不明(;^_^A)
ここでは、よく知られている右脳と左脳の働きについて簡単にご紹介します。
右脳
イメージとか創造力、直感的なもの、ひらめきを生む脳。
創造力のあるアーティスト脳と言えるでしょう。
マルチタスク(物事を同時並列的に処理)することができ、人間の潜在意識の領域に近いと言われています。
考えるというより、考えやアイディアが生まれてくる感じでしょうか。
左脳
言語(話し言葉・書き言葉)の認識を行い、論理的思考や科学的思考を行い、計算や推理的な考えを行う脳でもあります。
シングルタスク(一つ一つ順番に処理)するのが特徴で、人間の顕在意識(表層意識)の領域に近いとされています。
左脳人間というと、理系で論理的な科学者っぽいイメージですよね。
「うさ脳」とは?
右脳と左脳の考えかたを発展させ、インプットとアウトプットでさらに分けたものが「うさ脳」。
「うさ」ってなんやねん?と思ったら
なんのことはない う=右 さ=左 だったんですね。
ビジネス心理学研究家である神岡真司「『見た目』で心を透視する107の技術」で紹介され、ちょっとブームになった気がする…(うろ覚え)
インプット脳とアウトプット脳
人間は入ってきた情報を脳にインプットし、処理した情報をアウトプットしています。
つまり、インプットする時とアウトプットする時、右脳と左脳が使われますが、どちらの脳をより多く使うのか人によって違う、という訳ですね。
インプット脳の見分け方とタイプ別の特徴
言われた言葉や読んだ言葉、相手の態度、場の空気や目で見たものなどの、外から入ってくる情報を受け止め処理する時に、より多く使う脳のことです。
見分け方
まず、両手の指を組んでみてください。
右親指が上なら、インプット脳は左脳
左親指が上なら、インプット脳は右脳になります。
それぞれの特徴
インプット脳が右脳(右親指が上)
- 直感的に情報を受け取るタイプ
- 赤ちゃんや動物が好き。積極的に触れようとする
- 自然や宇宙に関心あり
- 奉仕の精神がわりとある
- よく言えば素直、悪く言えばだまされやすい
インプット脳が左脳(左親指が上)
- 論理的に情報を受け取るタイプ
- 赤ちゃんや動物が苦手。あんまり触れたがらない
- 人工的な美しさに関心あり
- わりと利己的
- 言葉や物事の裏を読む、疑ってかかる
あなたはどちら?
ちなみに私は、右親指が上の左脳インプット型。
特徴は…当てはまってました(^_^;)
(利己的ではないと思いたいけど、やっぱり利己的かも…)
アウトプット脳の見分け方とタイプ別の特徴
インプット脳と同じように、アウトプットする時に、右脳と左脳のどちらをより多く使うか、とうことになります。
具体的には、話す言葉や行動を選ぶ場合にどちらの脳を使うことが多いか、その傾向を示すものです。
見分け方
では、今度は腕組みをしてみてください。
左腕が上に来る方は、アウトプット脳が右
右腕が上に来る方は、アウトプット脳が左となります。
それぞれの特徴
アウトプット脳が右脳(左腕が上)
- 第一印象は、活発or明るい
- 初対面でもすぐ打ち解けられる
- 相手に合わせて対応できる
- 直感的・抽象的な言葉を使うことが多い
- ながら作業が得意!
アウトプット脳が左脳(右腕が上)
- 第一印象はクールorおとなしい
- 初対面で打ち解けるまでに時間がかかる
- 心を許すと対応がガラッと変わる
- 論理的な言葉を使うことが多い
- ながら作業は苦手
いかがですか?
私は右腕が上のアウトプット左脳型だったのですが、一部違うかなーと思いました。
でも、全体的には合っています。
指や腕の組み方で、インプットとアウトプットの癖が違う、って不思議ですよね?
ざっくりまとめると
インプット脳=思考パターン
アウトプット脳=行動パターン となります。
今回約10人ほどで試した結果、当てはまってる人が多かったので、ある程度の傾向がわかるのではないかと思いました。
ただし、人間は心の中と外に出している顔が違って当たり前ですから、あくまでも傾向として、です。
パターン別分析
さて、インプット脳とアウトプット脳をさらに組み合わせると、以下の表のように4つのパターンに分かれます。
うう脳 | うさ脳 | さう脳 | ささ脳 | |
インプット脳 | 右脳 | 右脳 | 左脳 | 左脳 |
アウトプット脳 | 右脳 | 左脳 | 右脳 | 左脳 |
あなたのインプット脳とアウトプット脳を組み合わせてみてください。
では、それぞれのパターン別分析に行きますよ!
うう脳
インプットもアウトプットも右脳の方
一言でいうと
「天然型の博愛主義者!お調子者!マイペースなムードメーカー」
主な有名人は、米倉涼子さん、木村拓哉さん、タモリさん、二宮和也さんなどです。
特徴は以下のとおり
- 直感的なひらめきやイメージで行動し、決断が早い
- 好奇心旺盛、ノリや流れに身を任せる
- 一目ぼれに落ちやすい
- 欲しいものはガマンしない。貯金は苦手
- 素直で無邪気、裏表のない正直者
- 動物・自然が好き、性別関係なしの博愛主義者
- 好きなことだけにトコトンはまる
- 理屈や論理より直感や感性重視
- ポジティブなので失敗してもくよくよしないが、同じミスをしてしまうことも
うさ脳
インプットが右脳、アウトプットが左脳の方です。
一言でいうと
「クールに見えて人情家。仲良くなれば面倒見がよく頼れる人」
主な有名人は、ロンブーの田村淳さん、松本潤さん、仲間由紀恵さん、安倍元総理など。
特徴は
- 周囲にはまどわされず、いい意味でマイペース
- 物事をイメージでとらえるが、行動は道筋を立てて行う
- 相手の感情察知能力は高いが第一印象で好き嫌いを決める傾向あり
- マナーや礼儀などがなっていない人が苦手
- 恋愛依存度は高く、献身的に尽くすタイプ
- 思い込みが強い、意固地になることも
- お金より褒められると達成感を得られる
- 縁の下の力持ち、細やかな気配りができる
- 一度心を許せば面倒見がいいが、キライになったら突き放してしまう
ささ脳
インプットもアウトプットも左脳の方
一言でいうと
「完璧主義で冷静沈着なアナリスト(分析家)タイプ」
主な有名人は、和田アキ子さん、爆笑問題の田中さんだそうです。
さて、その特徴は?
- 論理的な話が得意、それゆえ話が長い
- 愛想笑いは苦手であまりしない
- 情報収集・分析が得意で物知り、ハウツーものが好き
- ちょっと潔癖すぎるかも?
- 倹約上手、理屈をつけて買い物をする
- 物事の先を読んで、勝手に未来を心配しがち・リスクを恐れる
- 慎重なだけに、一度はまるとトコトンはまってしまう
- つきあう異性にも完璧を求めてウザがられることも
さう脳
インプットが左脳、アウトプットが右脳の方ですね。
ずばり「人を惑わし動かす策士タイプ!仕事も遊びも要領よくこなし、モテモテの人気者!」
主な有名人は、明石家さんまさん、黒柳徹子さん、渡辺謙さん、所ジョージさん、久本雅美さん、長澤まさみさん
有名人の例が多いのは、芸能界に向いているタイプだからでしょうか?
さて、特徴を見てみると
- コミュ能力が高い、ただし八方美人に見られることも
- 空気を読むのがうまい
- 相手のキャラを分析し、相手に響く言動をとることができる
- ドライに分析して、ウエットに対応できる策士
- 適度に距離を置いて人とつきあう
- 裏の裏まで知りたがり、世間体や他からの評価を気にしがち
- 表に立つより、参謀役として裏で実権を握るタイプ
- お金の量とテンションが比例
- 恋愛でも仕事でも負ける戦は最初からしない
まとめ
最後まで読んでくださった方、お疲れさまでした。
あなたはどうでしたか?当たってましたか?
たった4タイプに分類できるわけはないと分かっていても、なぜかこういう診断って気になってしまうものですし、なーんとなく合っている気がしてしまうのが不思議。
たしかに、脳の癖というものはあるのでしょうね。
そして「うう脳」の方が楽しく生きやすいと思いませんか?
(「ささ脳」の私個人の感想です 笑)
最初にご説明したように、右脳は「潜在意識」、左脳は「顕在意識」と置き換えて考えることもできるので、潜在意識にもっと活躍してもらうといいのかなーなんて。
もしかしたら、意識して、なりたい脳の指や腕の組み方にしていったら、脳の癖が変わるかもしれませんよ!
(ちょっと試してみようかと思っている「ささ脳」の私…(^▽^;)
まあ、話のネタとしてお使いくださいませ。
もしよかったら、ご感想・ご意見などをいただけると嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。