【崖ルート】とは、自分を追い込むことで「痛み」を作って行動するやり方。
【階段ルート】は、痛みではなく「喜び」から行動でき、道がどんどん広がっていくやり方。
どちらも、犬飼ターボさんの造語です。
ごくごく簡単に説明してしまいましたが、本当は1日~数日のセミナーで学ぶ奥深いものです。
今回は、ターボさんのメルマガと動画で学んだ「崖ルート」と「階段ルート」について、私なりにまとめてみました。
実は、このブログのタイトル「自己啓発は自分へのごほうび」というのは、「階段ルート」をイメージして思いついたものなのです。
「階段ルート」で行動できれば、「行動すること自体が”ごほうび”」になるので、自分へのごほうびが不要になります。
楽に楽しく、飽きることなく続けられる「階段ルート」
その考え方と、セミナーで行われているワークの一部をご紹介します。
崖ルートの心のメカニズム
犬飼ターボさんに関しては、自己啓発おすすめ本でご紹介したので、よろしければこちらの記事もご覧ください。
バリバリの「崖ルート」を使い頂上まで登りつめたものの、自分で自分を追い詰め、飛び降り自殺する一歩手前で、トラウマを全開放し、「階段ルート」を発見した犬飼ターボさん。
「崖ルート」の心のメカニズムについて、こう語ってらっしゃいます。
- 難しくてツライ道を行くので、達成感はある、ごほうびが欲しくなる
- 自分に厳しい分、他人に対しても厳しくしてしまう
- 自分を追い込むことで、自ら痛みを作り、痛みを解消するために行動する
→行動するために、感情を動かす習性を作る
→毎日苦しい、劣等感、自己否定、不安が消えない
→燃え尽きる、スイッチが切れる
…完全に、燃え尽き「うつ」と診断されて仕事をやめた頃の私そのものです…。
(詳しくはプロフィールを参照くださいませ)
思い当たることがある方、どうかお気をつけください。
是非「階段ルート」について知って、少しでも楽になってほしいと思います。
階段ルートの特長
階段だから一段一段登りやすい、ということもあるのですが、それ以上に心のありようが違うのが「階段ルート」。
- 傷みではなく「喜び」から行動
- 簡単で楽しく、誰でも登れる(行動できる)
- 行動すること自体が「喜び」で「ごほうび」
- 今の自分が好きになれる、自分にも他人にも優しくなれる
- 達成感・やりがいは感じない
→でも、いつの間にかスゴイことが出来ている!
最後の、「達成感・やりがいはないのに、いつの間にかスゴイことが出来てる!」というのが、最大の特長ではないでしょうか。
一喜一憂することなく、淡々とコツコツと、心から好きなことやってたら、なんだかすごいことになっちゃうというのは、実感としてはわからないのですが、素晴らしい境地だと思います。
いろいろなワークを通じて、この境地に至るまで通常半年ほどかかるようです。
(個人差あり。こじらせてる人ほど長くかかる)
よく「階段ルート」と勘違いしやすいのは、
- 好きなことをする
- 目標を決めない方がいい、楽な目標にする
- 人に頼っていいよね?
- 頑張らず無理せずマイペースに
うーん、ちょっと難しいのですが、これらは、「崖ルート」の人を救うための考え方なのだそうです。
「階段ルート」は、脳の仕組みを理解して、「新しい記憶」を作っていくことにより、楽に自然に行動できるようになっている状態のことです。
そのためにも、脳の仕組みを理解することが必要となります。
脳の仕組みと階段ルート
脳の仕組みに関しては、様々な考え方がありますが、ターボさんは、このブログでも紹介した「爬虫類脳」「哺乳類脳」「人間脳」という3つの部分に分けて説明されていました。
上の記事中で紹介した図を使って私なりに整理してみました。
①爬虫類(はちゅうるい)脳は、生存するための脳
=満足するためには「安心感」が必要
②哺乳類脳は、群れを作って生存しやすくするための脳
=満足するためには「つながり感」が必要
③人間脳は、自己認識のための脳
=満足するためには「自己肯定感」が必要
①安心感→②つながり感→③自己肯定感
必ず、この順番で満たしてあげること。
「変われなかったのは、あなたのせいではない。安心感がなく、つながりを感じられなかったからなんです」と、ターボさんはおっしゃってます。
また、「感情の90%は過去の記憶を思い出している」のだそうです。
つまり、良い体験・ワークを使って、新しい記憶をどんどん作っていくのが「階段ルート」になるセミナー=「センターピース」になります。
この「センターピースセミナー」では、様々な
カウンセリングや心理学の手法を組み合わせ、沢山のワークを受けることができます。
ご興味のある方は、犬飼ターボさんの公式HPからメルマガ登録すると、案内をいただけます。
安心感を得られるワーク
とても簡単で、人によっては大きな効果があるワークです。
「○○があるから、安心」
○○に入るものをできるだけ沢山あげてみてください。
例えば、親やパートナー、子ども、ペット
あるいは、空気や水、太陽、自然など
お金や、家、持ち物、仕事、趣味、生きがい …etc
無いものに意識を向けると不安になります。
あるものに意識を向けると安心感がアップします。
シンプルだけど、真理ですねー。
自己肯定感をあげるワーク
自己評価が低いひとのめんどくさい心模様 pic.twitter.com/5s2zO0J9UK
— すぴかあやか(角田綾佳)@キテレツ (@spicagraph) May 9, 2018
「自己評価が低い人のめんどくさい心模様」として、バズッたツイートにもありましたが、
自己肯定できない人は、褒められても信じられず、受け入れられなかったりします。
そんな方は、ホメた方に「どこを見てそう言ってるんですか?」と聞いてみましょう。
誉め言葉は「事実」ではなく、「その人の捉え方」です。
ひとによって基準が違う、あいまいで抽象的なもの、形容詞的なものです。
「どこを見てそう思ったのか?」と聞くことで、相手の見方がわかります。
そうすると「へー○○見てそう思ったんだー」と認めることができ、
「そう思ってくれると嬉しい」と、素直に思い、自己肯定しやすくなるのですね。
これも、セミナーの中のワークですが、日常でも使えると思いませんか?
まとめ
犬飼ターボさんの「崖ルート」と「階段ルート」について
また、「階段ルート」に変わるためのセミナー内容をご紹介しました。
ご自身が、心理セラピストに400ものトラウマ・メンタルブロックを取ってもらった経験から編み出した独自のメソッドで、2007年から50回以上開催されているそうです。
ご興味のある方は、犬飼ターボさんの公式HPメルマガ登録で送られてくる動画で、さらに学んでみてはいかがでしょう?
LINE登録で、自分の「崖ルート」「階段ルート」の診断テストも受けられますよ。
ただ、その後、セミナー参加へのオファーが結構しつこく届くのでお気を付けください(;^ω^)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
よかったらご感想・ご意見等をいただけると嬉しいです。
メールアドレスは公開されませんので、ご安心くださいね。