他動的とは、自分自身の意思ではなく、他からのモノ(言葉など)によって動かされている、という意味です。
自ら変わろうとする気持ちがあっても、他から受けるものが強すぎたら…
たとえば、褒められ続ければ「自己肯定感」が上がりますが
反対に、いつもいつも、責められ、けなされ、否定され続けられれば…それが強いパワーだったり、身近な人からだったりしたら…
どうしても「自己否定感」が大きくなってしまいますよね?
つまり、周りの環境って大事。
時には、ガマンせず、悪い環境から逃げたり、良い環境を選んでいくことが大事なんじゃないか?
この記事では、そんなことを考えてみました。
他人からの否定は逆アファメーション
私の近くにいる人で、いつも否定的・批判的・悲観的なことばかり言う方がいます。
「何かやろう」と言われても「できるわけないー無理!」
「大丈夫、心配ないよ~」と言われても「だって~」
朝のあいさつした後も「昨日は○○でイヤだった~」「○○したのに△△されて~」
昔自分が傷ついた出来事をえんえんと話し続けたり
(みんな、うんうんとうなずくしかない…)
(こんな方身近にいらっしゃいませんか?)
かと思うと
次の日急に「昨日は私の話で気分悪くさせてゴメンナサイ」とか言うんですよねー。
必ずしもプラス思考ではなく、「うつ」で苦しんだ私でも
「うぜーな、この人」と密かに思い、テキトーにあしらっていたのですが(我ながら冷たい笑)
あとで、じっくり話してみたら
前の職場でイジメられて、ハブられて、精神的にダメージを受けて
今も通院して薬を飲んでいるんだそうです。
また、この方は「できない、無理」と言いながら
休み時間にも終わらなかった仕事をしていたり、自宅で寝る間も惜しんで調べものしていたり
超々真面目
まだ、そこまで深い話はできていないのですが、否定されたり、責められたりしてきたことが深い傷になって、そういう状況になることを極端に恐れ、自分を守ろうとしているのだと思われます。
「アファメーション」は自分を肯定する言葉を自分にかけてあげることで潜在意識に働きかけ、自己肯定感をあげる手法ですが
逆の言葉ばかりかけられたら、自己否定が潜在意識に沁みついてしまいますよね。
こんな言葉があるかわかりませんが、これって「逆アファメーション」ってことなんじゃないでしょうか?
トラウマとPTSDについて
トラウマについては、わかっているようでよくわかっていなかったので、この機会に軽く調べてみました。
語源由来辞典によれば
トラウマとは、個人にとって心理的に大きな打撃を与え、その影響が長く残るような体験。精神的外傷。外傷体験
「精神的外傷」は「心的外傷」と言われることも多いようです。
また、トラウマの語源は以下のとおり
トラウマは、単に「傷」を意味するギリシャ語で会った。
1917年、心理学者フロイトが物理的な外傷が後遺症となると同時に、過去の強い心理的な傷がその後も精神的障害をもたらすことを「精神ブウ席入門」にいて発表した。その際、精神的外傷を意味する用語として「trauma(トラウマ)」が用いられたため、現在のような意味として、トラウマが使われるようになった。
おー出てきました!フロイト!
(実は私フロイトさんは苦手なのですが、やっぱ避けられないかー(^_^;)
また
一般社団法人 日本トラウマスティック・ストレス学会というところの定義によると
(いやーどんなことにも団体があるものですねー)
PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは
精神的衝撃を受けるトラウマ(心的外傷)体験に晒されたことで生じる、特徴的なストレス症状群のことをさします。
つまり、精神的に傷つくこと(トラウマ)があって、さらに、そのトラウマ体験によってなんらかの症状が出ることをPTSDと呼ぶのですね。
PTSDの症状としては
侵入症状
- トラウマ体験に関する不快感や苦痛に突然襲われたり、悪夢を見たりする
- 思い出しただけで動揺し動悸がしたり、冷や汗をかいたりする
回避症状
- トラウマ体験について思い出させるモノ・人・状況・会話を避ける
認知と気分の陰性変化
- 否定的に考える、興味・関心をなくす
- 孤立感があり、幸せや愛情などの陽性感情が持てない
覚醒度と反応性の大きな変化
- イライラ感、自己破壊的行動、無謀な行動、過剰な警戒心を持つ
- 少しの刺激にも過剰に反応する
- 集中できない、睡眠障害になる
…書いているだけで、辛くなってきますね。
これらの症状が1カ月以上続き、日常生活・社会生活に支障をきたす場合、医学的にPTSDと診断されるとのこと。
「うつ」と診断されたことはあるけど、今はヘラヘラと生きている私は、トラウマ(体験)はあるけど、PTSDには至らなかったんだと思います。
最初に例に挙げた知人は、トラウマ体験によるPTSD症状が出ている気がします。
そういえば、計算できなくなったり、言葉がでなくなったりすることがある、と言ってたなあ…。
辛いだろうな…。
言葉のパワー・環境の大切さ
「言葉の暴力」などと言いますが、本当に他人からの言葉にはパワーがあり、影響されてしまうことが多いもの。
逆アファメーションばかり受けていると、精神的な障害まで出てしまうこともあり、本当にツライと思います。
今一緒にいる仲間は、みんな優しく思いやりがあり、他人の言葉に熱心に耳を傾けてくれる方ばかりなので、ネガティブなことや愚痴ばかり言っていた彼女も、最近は料理や趣味のことを話してくれるようになりました。
また、一方的に話し続けて人をうんざりさせることも少なくなりました。
やっぱり周囲からの影響って大きいんですね。
私も反省して、いい言葉をたくさんかけていきたいと思います。
「あなたが自分を嫌いでも、それは元々の性格ではありません。今までの環境があなたを作っているのです」
うろ覚えですが、こんなことを言ってくださった方がいました。
お互いに、いい言葉・環境を与え合いましょう。
きっとお互いに、よりよくなって行けると思います。
アファメーションは他人からの影響が大きい
というわけで、今回の結論としては、周りの環境や浴びせられる言葉など、他人によって受ける影響って大きいんだな、ということです。
でも、自分で環境って選べないことも多いですよね?
だから、いやな影響を与える人とは距離を置くことも、時には必要。
そして、自分にとって良い影響を与えてくれるものを周りに置きましょう。
好きな音楽でも、ドラマでも、本でも、植物、ペットでも
なんでもいいと思います。
逆アファメーション(自己否定)を受けたら、負けないくらい自分にアファメーション(自己肯定)しちゃいましょう!
自分で難しいな、と思う方には、こちらの教材もオススメです。
他人からのアファメーションを120日間、毎日メールでもらえますよ!
(希望すれば、1日7回の携帯(スマホ)メールも送ってもらえます)
…実は私も、これで「自己国定感」がすごく上がったんです(∩´∀`)∩
最後までお読みいただきありがとうございました。
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