アファメーションに適した時間はいくつかありますが、特に朝を推す人が多いのです。
なぜ朝がいいのか?
そしてアファメーションを組み込んだワークとしての「モーニングメソッド」が密かに人気な理由をご紹介します。
あなたの朝を変えて、人生を変える「朝活」初めてみませんか?
朝は本当の自分に話しかけるチャンス
私たちは私たちの脳のほんの一部しか使っていません。
本当の自分は脳の奥深いところに潜んでいるのです。
- 自分で意識できる=顕在意識
- 自分では意識できない=潜在意識
自分で意識できない潜在意識は脳の9割以上と言われています。
経科学者のDavidデイビッド・イーグルマン(David Eagleman)の著書「あなたの知らない脳」によると、意識は「脳の傍観者にすぎない」のだそうです。
私たちの行動をコントロールしているのは「自分の意識」ではなかった! 例えば衝突の危険をはっきり認識する前に、足は車のブレーキを踏んでいる。脳はたいてい自動操縦で動いており、意識は遠いはずれから脳の活動を傍観しているにすぎないのだ。
顕在意識と潜在意識の間の扉は、いつもは固く閉ざされていますが、この扉が、半分ほど開くタイミングは一日のうち何度かあります。
その時の脳波は、7.5ヘルツという波長で、これはアルファ波とシータ波のちょうど中間です。
- シータ波:ぼんやりしたり雑念や眠気がある時増える(4~7ヘルツ)
- アルファ波:目を閉じたりリラックス状態の時増える(8~13ヘルツ)
7.5ヘルツになりやすいのは、寝る直前・起きた直後・入浴時・トイレ・瞑想時などです。
寝る直前は、何かをするのは難しいですよね(ヘタをすると眠気が飛んでしまうし(^_^;)
起きた直後は、脳が覚醒しきっていない「無意識」と「意識」がゴッチャになっていて、頭が白紙に近いので「潜在意識」=「本当の自分」に話しかけるチャンス!という訳ですね。
モーニングメソッドとは?
早起きした時間を使い、自分のために良いことをして人生を変えていこう!というのが「モーニングメソッド」です。
具体的には、次の6ステップがあります
- Silence<静かに過ごす>瞑想や深呼吸など静かな時間を過ごし、心を空っぽにする
二度寝しないように、ちゃんとベッドから離れてやってね - Affirmation<アファメーション>自分に肯定的な言葉を伝える
声に出すことで、聴覚が動く⇒脳に届くよ - Visualization<イメージトレーニング>五感を使って、理想の人生・自分を具体的に思い描く
できるだけ実際の状況が頭に浮かべるようにしてね - Exercise<エクササイズ>体を動かす
ウォーキング・ヨガ・ストレッチ・スクワットなど、なんでもオッケー - Reading<読書>目標を叶えるための本を読む
毎日少しでも、毎日続けると1年で200冊読めるかも? - Scribing<書き出す>その日の予定や自分の目標などを書き出す
何を書くか、前もって決めておくと続けやすいよ
この各ステップを10分ずつ、1日1時間というのが基本ですが、時間は好きに変えてもいいし、順番も変えて大丈夫です。
もちろんアファメーションだけでもいいので、毎日の習慣にすることが大切。
寝る前から、起きた直後の行動も大切
- 目標を達成する決意を持って寝る
- 目覚ましは遠くに置き、二度寝しないようにする
- ベッドから出たらすぐに歯磨きしてスッキリさせる
- コップ一杯の水で、乾いた体に水分補給
- 運動しやすい服に着替える
個人的には、起きてボンヤリしている状態でアファメーションやっちゃった方がいいような気がしますが…
まあ、モーニングメソッドではこうなってる、ってことで(^_^)
また「スヌーズボタンを押すのは敗北宣言」という格言があるそう。
「すぐに起きたくない」=「起きるのがイヤ」=「今日は頑張りたくない」=「自分の人生がイヤ」という潜在意識の心の声らしいです。
モーニングメソッドの提唱者について
モーニングメソッドを提唱したのは、ハル・エルロッドさんという方です。
なかなかスゴイ方なので、この方の経歴を知るだけでも勇気がわくと思います。
- 20才の時に飲酒運転のトラックと正面衝突
- 心肺停止
- 一命をとりとめるも11か所の骨折・脳に損傷
- 歩くことは無理と宣言される
- 壮絶なリハビリで歩けるように
- 借金苦で「うつ」に
- モーニングメソッドで人生を変える
- ウルトラマラソン完走
- ビジネスでも殿堂入り
すごい逆転人生です!
ハルさんより大変な状態の人て、そうそういないと思いませんか?
自分もできるかもしれない!そう思えるのは私だけではないはずです。
本には「モーニングメソッド スターターキット」も付いてます。
ご興味ある方は是非ご購入を!
習慣化するための考え方
モーニングメソッドには、習慣化するための考え方も書かれています。
具体的には30日を3つに分けて考えます。
- 最初の10日間は「耐えがたい時期」
この「耐えがたい気持ち」は一時的なものだと考えることで乗り切ろう - 次の10日間は「不快な期間」
「不快感」は、自分が変わってきているから - 最後の10日間は「止まらない期間」
ここまで続けてきたことを止めることが耐え難い自分になっています
モーニングメソッドからの最後の教え
多くの人が思い通りにいかない原因は主に2つ。
- 「バックミラー症候群」
鏡に写る「過去の自分」を「今の自分」と思い込み、それを基準に自分の限界を決めてしまう - 「物事のつながりを無視」
過去と今と未来はつながっていることを、わかっているつもりでわかっていない
「昨日やることをしなかった自分」が「今の自分」を作り、「今やろうとしない自分」が「未来の自分」を作る
どちらも思い当たることばかりでグサグサきますね(;^_^A
とにかく「今なにをするか?」を大切にしよう!というのが、この本からの学びです。
まとめ
アファメーションから発展して、朝の習慣で人生を変える「モーニングメソッド」について考えてみましたが、あなたはどう思いましたか?
私はガキの頃から夜型人間で、朝寝坊で遅刻魔でした。
親にも毎日苦労をかけてしまったなあ、と今更反省。
自分を変えるのは大変ですが、朝のちょっとした時間を変えることから始めるのは、何から始めたらいいのかわからない私のような人間には向いているかもしれません。
モーニングメソッドの提唱者ハルさんは、走るのが嫌いだったそうですが、友人に言われて走るのをはじめました。
走りながら音声を聞いていたら、今まで理解できなかった言葉がストンと心に入ってきたそうです。
頭をカラッポにしながら走っている時に、耳から入ってきた情報が潜在意識に刻み込まれたのですね。きっと。
言葉ってバカにできない、と思いました。
よかったら、あなたの感想や体験なども教えてくださいね。